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起立性調節障害の症例

起立性調節障害の症例

宇都宮市在住、10歳男児(小学生)

 

【初診時】

 

2週間前から調子が悪くなり、学校にいけなくなる。

朝のだるさ、起きられない、食欲不振。

下痢や胃の不快感あり。

午後になると元気になる。

首肩こりなどの自覚はないが、可動域検査をしてみると左右左もあり、姿勢も歪みがあった。

 

小学生ということもあり、一番細い針で3ミリ程度の深さで針治療を行う。

胃腸の症状があるので、胃腸のツボを使いつつ、起立性調節障害のメインに症状である血圧変動に対して自律神経の調整を行う。

また、歪みに対しても姿勢の調整を行う。

 

針を刺したまま10分ほど時間を置き、針を抜いた後に可動域検査や姿勢の確認を行う。

 

【2回目受診】

 

治療直後からスッキリ感が出たと。

次の日には学校にいけたが、3時間目くらいに少しだるさが出たので保健室でやすみながら再度授業を受けられた。

食欲も出てきたため、胃腸の不調も軽減。

 

【総括】

 

まだ2回しか来院がないが、1回目の施術後にとても症状が改善した症例です。

症状が出てからすぐにご来院していただいたことが、早期緩和に繋がった例です。

どの症状でもそうですが、特に自律神経に関係する症状は早期に治療を始めないとどんどん悪化してしまいます。

起立性調節障害も完全に治るまでには時間がかかりますが、症状が軽くなることで気持ちが前向きになり、学校に行けるようになります。

針治療が不安な場合でも、針以外の選択肢を用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

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